神社のお参り【作法・やり方】完全ガイド|順番・手水・二拝二拍手一拝・賽銭・参道マナー
「神社の参拝って、結局どうするのが正解?」——初めてでも、久しぶりでも、この1本で迷いゼロ。
鳥居のくぐり方から、手水、拝礼、賽銭、帰り方まで、やさしく順番に解説します。
おみくじ・御札・御朱印の扱いもまとめた“保存版”です。
参拝の基本の流れ(まずは順番だけ覚えればOK)

- 鳥居の前で一礼(境内へのごあいさつ)
- 参道は中央を避けて歩く(中央は神さまの通り道)
- 手水で清める(手→口→手→柄杓を洗う)
- 拝殿の前へ(鈴があれば案内に従って)
- 賽銭→二拝二拍手一拝(後述の手順どおり)
- 退くときも一礼(鳥居の外へ出るときも軽く会釈)
鳥居のくぐり方
- 帽子やサングラスは外すのがベター。
- くぐる前に一礼、出るときも軽く会釈。
手水の作法(柄杓の使い方)
- 柄杓で水を汲み左手、次に右手を清める
- 左手に水を受けて口をすすぐ(柄杓へ口はつけない)
- もう一度左手を清め、柄杓の柄を洗い流して戻す
参道の歩き方
- 中央(正中)を避けて端を歩く
- 写真撮影は周囲に配慮、立入禁止の表示には従う
二拝二拍手一拝の手順
- お賽銭を静かに入れる
- 鈴があれば案内に従って一度ならす
- 二拝(90度に近いお辞儀を2回)
- 二拍手(胸の前で2回、静かに)
- 祈念(名乗り→感謝→願い)
- 一拝(最後に一度お辞儀)
帰るときのマナー
- 拝殿前から下がる際、後ろ向きに下がらず周囲に配慮して向きを変える
- 鳥居を出たら軽く会釈で締めくくり
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よく迷うポイントQ&A(実例つき)
Q1. お賽銭はいくら?
A. 金額より“感謝の気持ち”が大切。
- 5円(ご縁)、11円(いいご縁)などの語呂合わせも可。
- 硬貨は静かに入れる(投げない)。紙幣は折り目を整えて。
Q2. 参拝の言葉(何と言えばいい?)
A. 心の中でOK。順番は「名乗り→感謝→願い」。
- 例文:
「◯◯市の△△と申します。いつも見守っていただきありがとうございます。家族が健康で過ごせますようお導きください。」
Q3. 住所は言うべき?
**A. 市区町村までで十分。**フル住所を声に出す必要はありません。心の中で伝えればOK。
Q4. 行く時間はいつが良い?
A. 朝〜午前中が清々しくておすすめ。
夕方も可。夜間は閉門や照明に注意し、神社の案内に従う。
(関連記事:夕方参拝の作法と注意点 への内部リンク)
Q5. 鈴は鳴らす?
**A. 神社による。**鈴縄が下がっていない場合や「使用不可」の掲示がある場合は省略。
Q6. 服装は?
**A. 清潔感が最優先。**露出が高い服、ビーチサンダルは避ける。帽子・サングラスは拝礼時に外す。
おみくじ・御札・御朱印の扱い(参拝後が大事)
おみくじ:持ち帰る?結ぶ?
- 「願いを結ぶ」意味で境内に結ぶのも良い
- 持ち帰るなら“見返せる”置き方に(毎日の指針になる)
御札(おふだ):置き方の基本
- 目線より少し高い清潔な場所、正面が部屋の中心へ向くように
- 神棚がない家は専用スタンドが便利(転倒・汚れ防止)
御朱印:マナーの要点
- お願いは簡潔に、列がある場合は順番・静粛を守る
- 初穂料は事前に用意(小銭・千円札)
- 朱印帳は蛇腹式が便利、カバーやバンドで保護
初詣・混雑時のコツ
- 小銭を事前に用意(賽銭用コインケース便利)
- ベビーカー・子ども連れは端のルートを選ぶ
- 大きな傘の取り扱いに注意(透明ビニール傘だと視界◎)
- 写真は本殿・神職の動線に配慮
してはいけないことリスト(短く覚える)
- 立入禁止の場所に入る
- 大声・飲食・喫煙
- 賽銭を投げる
- 祈祷中・祭典中の無断撮影
- 手水舎で柄杓に口をつける
- 鳥居の上・注連縄・ご神木に触れる/乗る
参拝チェックリスト(保存用)
- 鳥居前で一礼
- 参道の中央を避ける
- 手水(左→右→口→左→柄)
- 賽銭を静かに入れる
- 二拝二拍手一拝
- 祈念(名乗り→感謝→願い)
- 御朱印・おみくじの扱いを整える
- 退くときも一礼
- 鳥居の外で軽く会釈
よくある質問(FAQ)
Q. 二礼二拍手一礼と二拝二拍手一拝、どっち?
A. 表記の違いで同じ意味です。神社の案内に従いましょう。
Q. 小さな子どもはどうすれば?
A. 手水や拝礼はできる範囲でOK。親子で短い言葉を一緒に唱えると良い体験に。
Q. おみくじはいつ引く?
A. 参拝後に。結果に一喜一憂しすぎず、一年の指針として活用を。
Q. 写真はどこまでOK?
A. 神社ごとに異なるため、掲示や職員の案内に従ってください。
神社庁HP
まとめ
神社参拝の基本を一記事で整理。鳥居の前で一礼→参道は中央を避ける→手水は左手・右手・口・左手・柄→拝殿で賽銭を静かに入れ、鈴は案内に従い、二拝二拍手一拝。祈念は名乗り→感謝→願い。退出時も一礼。
行く時間や服装の目安、賽銭・鈴・住所の疑問、御朱印・おみくじ・御札の扱いまでをやさしく解説しました。
初めてでも迷わない保存版です。
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