「スセリヒメ」とは?オオクニヌシの妻として知られる神話の姫神|神社・家系図・ご利益を解説します

「スセリヒメ」とは?オオクニヌシの妻として知られる神話の姫神|神社・家系図・ご利益を解説

『須勢理毘売命(スセリヒメ)』を主祭神とする神社やご利益、どのような神話に登場してどんな神さまたちと関わりがあるのかを、お伝えいたします。

【神話・神様】総まとめ➡GO!!

スセリヒメとは?(基本プロフィール)

スサノオとクシナダヒメの娘

スセリヒメは、スサノオとクシナダヒメの間に生まれた神で、「須勢理毘売命(スセリビメノミコト)」と記されることもあります。
彼女の出生は「出雲神話」の重要な一部であり、神々の血筋の中でも特に尊い系譜とされています。父・スサノオの「荒ぶる力」と、母・クシナダヒメの「優しさ・受容力」の両方を受け継いでいるといわれます。

名前に込められた意味

「スセリ」という言葉には、「涼やか」「さざなみ」「心地よい風」のような、やわらかな響きがあり、神話の中でスセリヒメが“和をもたらす存在”であることを象徴しています。

にぎとこのが語るスセリヒメ

にぎ:「このさん、このさん、今日のお話は“運命の恋と試練”がテーマだよ。古事記に登場する美しい姫神、スセリヒメとオオクニヌシの物語を聞いてくれる?」

この:「運命の恋!?気になる~!どんな神さまの話なの?」

にぎ:「スセリヒメは、あの荒ぶる神・スサノオとクシナダヒメの娘なんだ。とても美しく聡明な女神で、オオクニヌシと出会った瞬間、一目惚れしちゃうんだよ。」

この:「一目惚れってロマンチック!神話の世界でもそんな出会いがあるんだね!」

にぎ:「そうなんだ。でもね、この恋はただの甘い物語じゃない。スセリヒメの父、スサノオは二人の結婚を認める前に、オオクニヌシに数々の“試練”を与えたんだ。」

この:「試練…ってどんなことをさせたの?」

にぎ:「蛇やムカデがうごめく部屋で一夜を過ごすこと、炎に包まれた野原を逃げ切ること…。普通の人間だったら到底生き延びられないような過酷なものだったんだ。でもね、スセリヒメは知恵と勇気で、彼を影から助けたんだよ。」

この:「すごい!まさに“運命共同体”だね!」

にぎ:「そう。この物語は、“真の絆”を試される物語でもあるんだ。だけど、スセリヒメにはもうひとつの顔がある。彼女はとても嫉妬深く、オオクニヌシの元妻・ヤガミヒメを恐れさせてしまったんだ。」

この:「嫉妬…神さまも人間みたいな感情があるんだね。」

にぎ:「そう、それが神話の面白いところ。スセリヒメは完璧な女神じゃない。愛する人を守るために、強く、時には激しくなる。だからこそ彼女は“人々の愛や縁結び”の象徴とされ、今も多くの人から信仰されているんだよ。」

この:「なるほど…。ただの恋物語じゃなくて、人生の教訓みたいな意味もあるんだね。」

にぎ:「そう。そしてね、この神話には“自然との共生”というテーマも隠れているんだ。オオクニヌシとスセリヒメが暮らす“根の国”は、森と大地に守られた神聖な世界。日本の神話には、自然や環境に対する敬意が深く刻まれているんだよ。」

この:「スセリヒメの物語って、ロマンチックなだけじゃなくて深いね…。縁や自然の大切さを改めて感じたよ。」

にぎ:「そう。だから今もスセリヒメは、縁結びや家庭円満、夫婦和合の神さまとしてたくさんの人に慕われているんだ。実際に出雲大社や須佐神社では、縁を願って参拝する人が絶えないんだよ。」

この:「私も今度お参りしてみたくなった!」

にぎ:「いいね。神話は昔話じゃなく、今を生きる私たちの心にちゃんと息づいてる。スセリヒメの物語も、まさに“縁”を信じるすべての人へのメッセージなんだ。」

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スセリヒメとオオクニヌシの神話

根の国での出会い

オオクニヌシは根の国(黄泉の国)へと旅立ち、そこでスサノオと出会います。

そこで彼が出会ったのがスセリヒメ。
二人は出会ってすぐに恋に落ち、スサノオに結婚の許しを得ようとします。

しかし、スサノオは簡単には許しませんでした。

試練を共に乗り越えた物語

スサノオはオオクニヌシに数々の試練を与えます。燃える部屋に閉じ込められたり、毒蛇の部屋に入れられたり……。そのたびにスセリヒメは知恵を使い、彼を助けました。
この物語は、**「困難を共に乗り越える愛」**を象徴しています。


ヤガミヒメとの関係と物語

ヤガミヒメとの三角関係

オオクニヌシは、かつて因幡の国の姫・ヤガミヒメを迎えようとしたことがありました。
このためスセリヒメとの間には緊張感のある三角関係が生まれます。

嫉妬と正妻としての立場

スセリヒメは激しい嫉妬心を見せたと伝えられています。

しかし最終的に、正妻としてオオクニヌシの隣に立ちます。
この姿は「強く、愛情深い女性」の象徴ともいわれます。


家系図と宗像三女神との関係

スサノオ系譜の重要な一柱

スセリヒメはスサノオの直系であり、出雲系神々の中心に位置する神です。
その血筋は後に天皇家へもつながり、日本神話全体に深く関わっています。

宗像三女神との共通点と違い

宗像三女神と同様に、スセリヒメも「女性神」として信仰されていますが、「家庭」「夫婦の縁」に強い力を持つ点が特徴です。


スセリヒメの性格と象徴

愛情深く勇敢な姫神

スセリヒメは、嫉妬深さを持ちながらも、愛する人を守る強さを持つ姫神として描かれています。
この性格は、現代では「真っすぐな愛」として多くの人に共感されています。

縁結びと家庭守護の象徴

スセリヒメは縁結び・恋愛成就の神として信仰されています。夫婦円満や家庭運アップを祈る人々が、彼女を祀る神社に足を運びます。


ゆかりの神社とご利益

須佐神社と出雲大社

スセリヒメを祀る神社として有名なのが「須佐神社」や「出雲大社」です。
特に須佐神社は「夫婦和合」のご利益で知られています。

現代にも続く信仰とご利益

恋愛や結婚だけでなく、家族の絆を強めたい人や信頼関係を築きたい人からも信仰を集めています。

click➡神社参拝の【ベストな時間】は?朝・昼・夕(夜)の違いと注意点をやさしく解説します


いにしえ工房の縁起物とスセリヒメ

神話の世界を日常に

スセリヒメの「縁を結ぶ力」にちなんで、日常生活の中にも神話の空気を取り入れる人が増えています。
そのきっかけとしておすすめなのが、おみくじ立て「ミチシルベ」や御札立て「ヨリドコロ」です。

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神話の世界にある“目に見えない縁”を、身近に感じられるアイテムとして人気が高まっています。
玄関やリビングに飾ることで、「毎日スセリヒメのように真っすぐな気持ちで過ごす」きっかけになるでしょう。

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まとめ

スセリヒメは、愛と嫉妬、強さと優しさ、相反する感情を持ち合わせた姫神です。
彼女の物語は、私たちの「愛の形」や「人との縁」に深く通じています。

現代に生きる私たちも、スセリヒメのように縁を大切にし、真っすぐな気持ちで人と向き合うことで、豊かな人生を築いていけるのかもしれません。

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まとめ

❖どんな神さま

➡大国主神(オオクニヌシノカミ)の正妻で、須佐之男命(スサノヲノミコト)の娘である

❖ご利益は

➡❀縁結び ❀厄除け ❀夫婦和合 ❀家内安全 ❀縁結び

❖出演してるのは

➡『オオクニヌシの試練と国作り』

❖お祀りされている神社

➡『出雲大社』『備中国総社宮

❖にぎこのって?

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