
【古事記】第2話『オノコロ島の誕生』伊邪那岐と伊邪那美の初めての共同作業です。
神社や神様について、皆さんにもっともっと知ってもらうために、日本最古の歴史書である『古事記』『日本書紀』に描かれている神話や神さまついて、ちび神さまの『にぎこの』が楽しく説明してくれます。
【オノコロ島の誕生】ストーリー紹介


にぎ:「この、ちょっと話してもいい?」
この:「うん、いいよ。にぎがそんなふうに話しかけてくれると、なんだか嬉しくなるな。」
にぎ:「ふふ……今日はね、“オノコロ島”のことを思い出してたんだ。世界に初めて“かたち”ができた、あの神話。」
この:「イザナギとイザナミが、天の沼矛で海をかき混ぜたっていう話だよね。矛の先からぽとりと落ちた雫が固まって、島になったんだっけ。」

にぎ:「そう。オノコロ島っていう名前の、“はじまりの島”。
今では淡路島にある“おのころ神社”が、その地だって伝えられてるよ。」
この:「あ、あそこってすごく大きな鳥居があるところだよね。写真で見たことある。
ちゃんと“イザナギとイザナミの縁結びの地”って言われてるんだよね?」
にぎ:「そうそう。あの神社では、ふたりの神様が初めて“夫婦”になった場所ってされてるんだ。
それだけじゃなくて、“国生み”の始まりの地としても、神話と深くつながってる。」
この:「オノコロ島が日本のはじまり……その場所が今でも人々に大事にされてるって、なんだか素敵だね。毎年お祭りとかもあるの?」
にぎ:「あるよ。“国生み祭”っていう神事があって、ふたりの神さまに感謝を捧げる。
あと、同じく淡路島にある“伊弉諾神宮”では、イザナギが最期を過ごしたって伝えられていて、そこでも大切にお祀りされてる。」
この:「じゃあ、国のはじまりも、夫婦のかたちも、今につながってるんだね。
私たちがこうして毎日を過ごしてることも、少しだけその“続き”みたいに思えてくる……」

にぎ:「うん。オノコロ島も、最初はただの一滴から生まれた。小さくて、目立たないかもしれないけど、そういう“はじまり”があってこそ、大きな流れにつながっていくんだと思う。」
この:「そっかぁ……。私たちも、今日みたいな一日を大切にしていれば、
きっと、少しずつ“かたち”になるよね。思い出も、気持ちも、ちゃんと残っていく。」
にぎ:「そうだね。この、次は少し切ないけれど、大事な話をしようと思ってる。
イザナミが命を産んで、そして黄泉の国へと旅立ってしまう話。命ってなんなのか、考えるきっかけになると思うんだ。」
この:「……うん。その話、ちゃんと聞きたい。にぎと一緒に、ちゃんと向き合いたい。」
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伊邪那岐命(イザナギノミコト)
伊邪那美命(イザナミノミコト)
オノコロ島伝承の地~淡路島
それに加えて、東南海岸にはなんと、高さ約30mもある巨大な岩、「上立神岩(かみたてがみいわ)」がそびえ立っている。まるで矛の先のような形をしていて、国生みの舞台を思わせる象徴的な存在になっているんだ。
この上立神岩はな、神話によれば「天の御柱」とも呼ばれていて、イザナギノミコトとイザナミノミコトという2神がここに降り立ったとされている。

【神代の始まり】出演神さま関わり神社紹介

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【にぎこの】紹介
