【古事記】第2話『オノコロ島の誕生』伊邪那岐と伊邪那美の初めての共同作業です。
神社や神様について、皆さんにもっともっと知ってもらうために、日本最古の歴史書である『古事記』『日本書紀』に描かれている神話や神さまついて、ちび神さまの『にぎこの』が楽しく説明してくれます。
目次
【オノコロ島の誕生】ストーリー紹介
にぎ:『このさん、このさん、古事記に記されている神話のお話をしてもいい?』
この:『今日はどんな神話のお話を聞かせてくれるの?』
にぎ:『今日はね、「オノコロ島の誕生」の話をしようと思っているんだ。天地がまだ混沌としていた頃の話なんだよ。』
この:『オノコロ島って、どんなところなの?』
にぎ:『オノコロ島は、この世で最初に形成された島なんだ。イザナギとイザナミという神様の夫婦が、天から渡された「天の沼矛」っていう特別な矛を使って、海の上をかき混ぜて作ったんだよ。』
この:『天の沼矛で海をかき混ぜて作ったの?すごいね!』
にぎ:『うん、その矛を海に差し込んでゆっくり引き上げたら、矛の先から滴り落ちた潮が固まって、オノコロ島ができたんだって。それがね、日本の始まりなんだよ。』
この:『へぇ、日本の始まりの島があるなんて、ちょっと信じられないけど、ロマンチックだね。』
にぎ:『そうだよね。イザナギとイザナミは、その島から日本の他の島々を作っていったんだ。彼らが作った島々は、私たちが今住んでいる日本につながっているんだよ。』
この:『それってすごく大切な話だね。オノコロ島っていうのは、今もあるの?』
にぎ:『物語の中の話だけれども、その精神は今もなお日本の自然や文化に息づいているんだよ。だから、私たちは自然を大切にしないといけないんだね。』
この:『うん、自然を大切にすること、とっても大事だね。にぎさん、この話を教えてくれてありがとう!
オノコロ島の誕生~出演:神さま紹介
伊邪那岐命(イザナギノミコト)
伊邪那美命(イザナミノミコト)
オノコロ島伝承の地~淡路島
それに加えて、東南海岸にはなんと、高さ約30mもある巨大な岩、「上立神岩(かみたてがみいわ)」がそびえ立っている。まるで矛の先のような形をしていて、国生みの舞台を思わせる象徴的な存在になっているんだ。
この上立神岩はな、神話によれば「天の御柱」とも呼ばれていて、イザナギノミコトとイザナミノミコトという2神がここに降り立ったとされている。