【古事記】第1話『神代の始まり~別天つ神・神代七代』壮大な古事記神話の始まりです!!

神社や神様について、皆さんにもっともっと知ってもらうために、日本最古の歴史書である『古事記』『日本書紀』に描かれている神話や神さまついて、ちび神さまの『にぎこの』が楽しく説明してくれます。

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にぎ
僕のひぃおじいちゃん とひぃおばぁちゃんに当たるイザナギイザナミの登場です!

目次

【古事記】ストーリー紹介~神代の始まり~

古事記の魅力的な神話を一章から読んでみる➡

にぎ「このさん、このさん。今夜は、古事記の最もはじまり、”神代の原点”について語ってもいいかな。」

この「神代の原点?……なんだか哲学のような響きだね。今日はどんな世界が広がってるの?」

にぎ「これはね、“時間”や“空間”すらまだ定まっていない、あらゆるものが未分化だった時代の話。天地の区別もなく、ただ『混沌』がそこにあった。」

この「混沌……か。つまり、まだ秩序が生まれる前、ってこと?」

にぎ「うん。その混沌の中から、静かに、しかし確かな意志を持って現れたのが、『天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)』。すべての中心にあった存在……言うなれば、“宇宙のはじまりの意識”だね。」

この「一柱で現れたっていうのが、なんだか孤高な感じがするな。」

にぎ「まさに“ただひとり、語らずして在る”という存在だね。そしてその後に現れたのが『高御産巣日神(たかみむすびのかみ)』と『神産巣日神(かみむすびのかみ)』。この二柱は“産む”“結ぶ”という意味を持ち、現実を形づくるはたらきの神。宇宙に“動き”と“関係”が生まれたんだ。」

この「つまり、“存在”がまずあって、そこに“働き”が加わった……。なんだか、人生の本質にも通じそうだ。」

にぎ「そう。実はこの3柱の神々は、『造化三神』と呼ばれていて、神話の中でも特別な“独神(ひとりがみ)”として描かれている。対話や争いをせず、ただ“現れて、姿を隠す”んだ。」

この「神話ってもっと派手な争いとか、冒険の話が多いと思ってたけど……静けさから始まるって、不思議だね。」

にぎ「派手さはないけど、ここには“はじまりの原理”が詰まってる。秩序と循環、生と死の種子がすべてこの最初の神々に含まれていた。そこから、ようやく世界は動き出していく。」

この「その次に続く神々も、また違う役割を持っているの?」

にぎ「もちろん。やがて、天地が分かれ、天には『高天原』が、地には『葦原中国(あしはらのなかつくに)』が形づくられる。けれど、まだ大地は“海のように漂っている状態”だった。その混沌を形にしていく使命を与えられたのが、『伊邪那岐命(いざなぎのみこと)』と『伊邪那美命(いざなみのみこと)』の二柱の神なんだ。」

この「ああ、日本を生んだ神様たちだね。」

にぎ「そう。彼らは“天の浮橋”に立ち、“天の沼矛”という矛で海をかき混ぜ、そこから最初の島が生まれる。そして山や川、風や火、命あるすべてを生んでいくんだ。」

この「天地の始まりから、世界のかたちが整っていく流れ……まるで大きな絵巻物みたいだ。」

にぎ「でもね、この物語はただの創造の話じゃない。神々の営みの中には、“過ち”や“死”といったテーマが早くも現れてくる。伊邪那美命の死と黄泉の国の話にもつながっていくからね。」

この「創造と同時に、喪失も描かれているんだ……まるで人生みたいに。」

にぎ「そう。神話は“神”の話であると同時に、“人間の心の原型”を映している。混沌、誕生、関係、創造、愛、別れ――それらすべてが、神話のはじまりには含まれているんだよ。」

この「それを知るだけで、なんだか心が整ってくるような気がするよ。」

にぎ「嬉しい言葉だね。この世界を形づくった神々の歩みを知ることは、自分の生き方の“起源”をたどることでもあると思う。」

この「ありがとう、にぎさん。次は……やっぱり、イザナミとイザナギの物語をもっと深く知りたいな。」

にぎ「もちろん。その物語には、愛と喪失、再生と祓いが込められている。きっと、このさんにもどこか重なる部分があると思うよ。」

この「今の自分にとって、大事なテーマかもしれない。楽しみにしてるよ。」

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神代の始まり~キャスト紹介

古事記に登場する神さま一覧➡

天之御中主神(アマノミナカヌシ)

アマノミナカヌシをさらに詳しく

高御産巣日神(タカミムスビ)

タカミムスビをさらに詳しく

神産巣日神(カムムスヒ)

カムムスヒをさらに詳しく

伊邪那岐命(イザナギノミコト)伊邪那美命(イザナミノミコト)

イザナギノミコトをさらに詳しく

【神代の始まり】出演神さま関わり神社紹介

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水天宮

御祭神 「アメノミナカノヌシ」

〒830-0025

 福岡県フクオカケン久留米市クルメシ瀬下町セノシタマチ265-1

戸ノ上神社

御祭神 「アメノミナカノヌシ」

〒800-0024

 福岡県フクオカケン北九州市門司区キタキュウシュウシ モジク大里戸ノ上ダイリトノウエ4-4-2

七社神社

御祭神 「タカミムスヒノカミ/カムムスビノカミ
/アメノミナカヌシノミコト」

〒899-4202

鹿児島県カゴシマケン霧島市キリシマシ霧島永水キリシマナガミズ3206

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日本では赤ちゃんが生まれると、神様に「感謝」を伝えるため「お宮参り」に出かける風習があります。 そこでは、神さまの言い付けで、赤ちゃん一人ひとりに守り神「ちび神さま」がもれなく付いてきます。 この物語は、赤ちゃんとちび神さまの『にぎ』と『この』が織りなす、にぎやかな日常をハートフルに描いた作品です。 新米かみさまの糞闘ぶりを楽しんでください。

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