【古事記】第10話『スサノオのヤマタノオロチ退治』いきなりヒーロー!?

【古事記】第10話『スサノオのヤマタノオロチ退治』いきなりヒーロー!?

神社や神様について、皆さんにもっともっと知ってもらうために、日本最古の歴史書である『古事記』『日本書紀』に描かれている神話や神さまついて、ちび神さまの『にぎこの』が楽しく説明してくれます。

 
にぎ
急展開過ぎ・・・

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目次

古事記【スサノオのヤマタノオロチ退治】ストーリー紹介

古事記の魅力的な神話を一章から読んでみる➡

🔙第9話【アメノウズメとアメノタジカラオ】を読む

にぎ:『このさん、このさん、スサノオのヤマタノオロチ退治の話と一緒に、蘇民将来伝説も知ってる?この二つの話、とても面白くて、深い意味があるんだよ。』

この:『うん、にぎさん。ヤマタノオロチの戦い?蘇民将来伝説?どんな話?』

にぎ:『昔昔、スサノオが高天原から地上にやってきた時のこと。彼は出雲の国で、ヤマタノオロチという非常に大きくて、恐ろしい蛇に出会うんだ。この蛇、なんと頭が八つもあって、目が赤くて、とても怖いんだよ。』

この:『えー、頭が八つもある蛇なんて、見たことない!スサノオはどうしたの?』

にぎ:『スサノオがヤマタノオロチに立ち向かうきっかけは、クシナダヒメというお姫様がいたからなんだ。このお姫様は、毎年ヤマタノオロチに捧げられる犠牲になる運命だったんだけど、スサノオがそれを聞いて助けることにしたんだ。』

この:『スサノオ、かっこいい!でも、どうやって戦ったの?』

にぎ:『スサノオはまず、お姫様の家族に八つの門を作って、それぞれの門に酒を満たした大きな樽を置くように言ったんだ。ヤマタノオロチがその酒に酔って眠ってしまうのを待って、スサノオは一気に攻撃を仕掛けたんだよ。』

この:『すごーい!ヤマタノオロチは倒せたの?』

にぎ:『うん、スサノオはヤマタノオロチが眠っている間に、その八つの頭を次々と斬り落としたんだ。そしてね、ヤマタノオロチの尾を斬った時に、すごい剣が見つかったんだよ。それが草薙剣、つまり後に三種の神器の一つになる剣なんだ。』

この:『おお、草薙剣がそこから出てきたのね!』

にぎ:『そうなんだよ。スサノオはその剣を高天原に持っていって、神々に見せたんだ。そして、クシナダヒメと結婚して、出雲の国を平和に治めることになったんだ。』

この:『スサノオとクシナダヒメ、ハッピーエンドで良かったね。それで蘇民将来伝説ってなに?』

にぎ:『これはね、スサノオの話とは直接関係ないんだけど、日本の伝説によく出てくる話なんだ。蘇民将来って人が、ある日、神様から特別な言葉を授かったんだって。「この祈りを唱える者は、代々禍難から守られる」と。』

この:『へぇ、どんな祈りなの?』

にぎ:『それが、「蘇民将来子孫家門常に繁栄せよ」というもので、この祈りを唱えると、家族が禍難から守られて、代々繁栄するって言われてるんだ。』

この:『なんだかすごいおまじないね。でも、どうしてスサノオの話と一緒にこの伝説を教えてくれたの?』

にぎ:『実はね、古事記や日本書紀にはいろんな神話や伝説があって、それぞれが日本の文化や伝統に深い意味を持ってるんだ。スサノオの勇敢な話もそうだし、蘇民将来伝説のように、家族を守り、代々繁栄を願う話も、人々の心に大切にされているんだよ。』

この:『なるほど、日本の伝説って、勇気や家族の絆みたいな大切なことを教えてくれるのね。』

にぎ:『そうなんだよ、このさん。だから、これらの話を知っておくと、私たちが大切にすべきことを思い出させてくれるんだ。』

この:『にぎさん、こんなに素敵な話を教えてくれてありがとう。もっとたくさんの神話や伝説を一緒に学びたいわ。』

にぎ:『もちろんだよ、このさん。これからも一緒に、もっと多くのお話を学んでいこうね。』

🔜古事記11話「因幡の素兎(いなばのしろうさぎ)」を読む

【蘇民将来伝説】~「蘇民将来子孫家紋

にぎ: おはよう、みんな!今日は面白いお話を聞いてくれるかな?昔々、神様のスサノオってのが、妻を見つける冒険に出かけたんだよ。

そしたらある日、泊まる場所を探してたんだ。

最初は立派そうな家に行ったんだけど、断られちゃったんだよ。それで歩いている途中で、小さな家に出会ったんだ。

その家は貧しそうだったけど、蘇民将来って言う人が「汚いけど、おいで」と言ってくれて、粟飯(あわめし)とかをごちそうになったんだ。

スサノオは泊めてくれたお礼に、「蘇民将来子孫他」って書かれた茅の輪を腰につければ、将来の病気から逃れられるって教えてくれたんだよ。

それを実践した蘇民将来の娘さんは、病気から助かったんだって。

それ以降、蘇民の家族はその教えを大事にし続けて、ずっと幸せに暮らしていったっていうんだ。

伊勢志摩地方では、今でも家の門に「蘇民将来子孫家紋」と書いたしめ縄をかけて、一年中災厄を除けるようにしているんだって。

全国の神社でもスサノオはお祀りされていて、伊勢市二見町の松下社では「蘇民の森」って呼ばれていて、スサノオが祀られているんだよ。

おもしろいでしょ?

古事記【スサノオのヤマタノオロチ退治】~出演:神さま紹介

古事記に登場する神さま一覧➡

アマテラス

スサノオ

オオゲツヒメ

クシナダヒメ

古事記【スサノオのヤマタノオロチ退治】出演神さま関わり神社紹介

おみくじを飾る?!【おみくじ立て】とは➡

櫛田神社

祭神 【大幡主命天照大御神須佐之男命

縁結び・商売繁盛・夫婦円満・不老長寿

〒812-0026 

福岡県フクオカケン福岡市博多区フクオカシ ハカタク上川端町カミカワバタマチ1-

八坂神社

祭神:【クシナダヒメ】

家内安全、縁結び

〒803-0813 

福岡県フクオカケン北九州市小倉北区キタキュウシュウシ コクラキタク城内ジョウナイ2-2

熱田神宮

草薙剣(クサナギノツルギ)】

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日本では赤ちゃんが生まれると、神様に「感謝」を伝えるため「お宮参り」に出かける風習があります。 そこでは、神さまの言い付けで、赤ちゃん一人ひとりに守り神「ちび神さま」がもれなく付いてきます。 この物語は、赤ちゃんとちび神さまの『にぎ』と『この』が織りなす、にぎやかな日常をハートフルに描いた作品です。 新米かみさまの糞闘ぶりを楽しんでください。

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