
神社や神様について、皆さんにもっともっと知ってもらうために、日本最古の歴史書である『古事記』『日本書紀』に描かれている神話や神さまついて、ちび神さまの『にぎこの』が楽しく説明してくれます。
目次
【「国生み・神生み」】ストーリー紹介

にぎ:「この、この、古事記に記されている神話のお話をしてもいい?」
この:「うん、今日はどんな神話のお話を聞かせてくれるの?」
にぎ:「“オノコロ島の誕生”について話そうと思ってるんだ。すごい話だよ。
昔々、まだ“日本”という国の形も名前もなかった頃の、世界の始まりの話なんだ。」
この:「えっ、オノコロ島って何?聞いたことないかも!」
にぎ:「オノコロ島っていうのはね、神様が最初に作った島。イザナギとイザナミという夫婦の神様が、高天原から地上に降りてきて、国づくりを始めた場所なんだ。」
この:「へぇ〜、どうやって作ったの?」
にぎ:「“天の沼矛”っていう特別な矛で海をかき混ぜて、引き上げたときに落ちた雫が固まって島になったんだよ。それがオノコロ島。
そこに“天の御柱”という大きな柱を立てて、その柱のまわりを二人で回って、夫婦の誓いを交わしてから、国造りを始めたんだ。」
この:「天の御柱って、名前からして神聖そうだね。」
にぎ:「うん、特別な象徴なんだ。実際に淡路島には“おのころ島神社”っていう神社があってね、
あの柱をイメージした大きな鳥居が立ってるよ。ふたりの神様が夫婦の契りを交わした“縁結びの地”としても有名なんだ。」
この:「わぁ、そんな場所があるんだね。行ってみたいな。」
にぎ:「それにね、最初はうまくいかなかったんだ。イザナミが先に声をかけちゃって、ちゃんとした子どもが産まれなかったって言われてる。
だからもう一度、順番を守ってやり直したら、今度はちゃんと島々を生むことができたんだよ。」
この:「そうなんだ……失敗しても、やり直して、うまくいったんだね。」
にぎ:「うん。その時に生まれたのが、淡路島、四国、九州、本州……今の日本列島なんだ。
しかも、その“国生み神話”は今も大切にされていて、“伊弉諾神宮”っていう神社では“国生み祭”っていうお祭りも行われてるんだ。」
この:「国生み祭……名前だけで立派なお祭りってわかるね。」
にぎ:「自然に感謝して、はじまりを思い出す大切な神事なんだよ。
国を形作るっていうことは、土地を大事にして、人と人とのつながりを丁寧に育てること。
イザナギとイザナミの物語は、その“はじまり”を教えてくれる。」
この「神話って、ただの昔話じゃないんだね。今を生きる私たちにも、ちゃんとつながってるんだね。」
にぎ:「うん、まさに“続いてる”ってことだと思う。自然を敬う心も、人を大切にする気持ちも、あの神話の中にちゃんとある。」
この:「にぎ、この話、本当に面白かった。私、もっと知りたくなってきちゃった。」
にぎ:「よかった。また次の機会に、イザナミのその後の物語を話そうか。命を産み出すことの意味や、
黄泉の国での出来事も含めて……ちょっと切ないけど、大事な話なんだ。」
この:「うん、聞きたいな。にぎと一緒なら、どんな話でもちゃんと受け止められそうな気がする。」
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伊邪那岐命(イザナギノミコト)
伊邪那美命(イザナミノミコト)
国生みによって生み出された島々
②番目に生んだのが 「四国(しこく)」
③番目に生んだのが 「隠岐(おき)」
④番目に生んだのが 「九州(きゅうしゅう)壱岐(いき)対馬(つしま)佐渡(さど)」
⑤番目に生んだのが 「本州(ほんしゅう)」を生みました。
この八つの島を大八島国といいます。
【神棚と節分】おみくじ置き「ミチシルベ」と御札立て「ヨリドコロ」のすすめ

おみくじを飾る「ミチシルベ」
おみくじを持ち帰り、その年の指針とすることはとても大切です。
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おみくじをお洒落に飾る『ミチシルベ』






【「国生み・神生み」】出演神さま関わり神社紹介
