神社や神様について、皆さんにもっともっと知ってもらうために、日本最古の歴史書である『古事記』『日本書紀』に描かれている神話や神さまついて、ちび神さまの『にぎこの』が楽しく説明してくれます。
目次
古事記【三貴志】ストーリー紹介
にぎ:『このさん、このさん、古事記に載ってる「三貴子」の話、聞いたことある?すごく重要な話なんだよ。』
この:『三貴子?どんな話なの?』
にぎ:『じゃあね、イザナギっていう神様が、とっても大事な三人の子どもたちを持ったんだよ。その名前がね、「アマテラス」、「ツクヨミ」、「スサノオ」なんだ。』
この:『へえ、それぞれどんな神様なの?』
にぎ:『まず、アマテラスはね、光り輝く太陽の神様で、神々の中でもトップに立つすごい存在なんだ。イザナギはアマテラスに、「高天原を治めてね」とお願いしたんだよ。』
この:『アマテラスがトップの神様になったんだね!』
にぎ:『そうそう!そして、ツクヨミは夜を照らす月の神様。イザナギはツクヨミに、「夜の世界を治めて平和を守ってね」と言ったんだ。』
この:『夜の神様もいるんだね!』
にぎ:『うん!でね、最後にスサノオは海を治める神様になるはずだったんだけど、スサノオはちょっとやんちゃで。「黄泉の国にいる母さんに会いたいな」と言い出しちゃって。』
この:『スサノオ、母さんに会いたかったのね。』
にぎ:『そうなんだ。でも、イザナギはそれを許さなくて、「そんなに会いたいなら、どこにでも行ってしまえ!」って怒って、スサノオを追い出しちゃったんだ。』
この:『スサノオ、ちょっとかわいそうだけど、面白い話だね。』
にぎ:『うん、この三貴子の話は、神々の世界の始まりとも言えるね。古事記にはほかにもいろいろな神話があるから、また一緒に読もうね、このさん!』
この:『うん!にぎさん、もっと教えてね。古事記の話、楽しみにしてるわ!』
このが伝える【伊勢神宮】①
この:『今日は伊勢神宮にある月読宮と月夜見宮について紹介します。これらは夜の世界を治めるツクヨミを祀る重要な場所です。
月読宮は内宮の別宮で、外宮と内宮をつなぐ御幸道路沿いに位置し、ツクヨミと共にイザナギとイザナミも祀られています。
一方、月夜見宮もツクヨミを祀っており、外宮の北御門口から北へ約三百メートルの場所にあります。
かつては川の守り神として農耕と深い関わりがあり、鎌倉時代には外宮の別宮に昇格しました。
これらの場所は、自然との関わりを示す貴重な神聖な場所ですので、伊勢神宮訪問時にはぜひ立ち寄ってみてください。』